パーソナリティはMUCCの逹瑯さん。情報量が多い。結構内容とか忘れちゃってたんだけど、すごく良いトークだったなー、と改めて思いました。

逹:はい!ジャックインザレイディオ、ドアーズ、水曜担当MUCCボーカル逹瑯です。先週はムック全員でいつもの感じでお届けしてきましたが、今回は、なんと、だーい先輩のバクチクからボーカルの櫻井さんがこのジャックインザレイディオ、2週連続で登場です!いま目の前にいらっしゃいますが、えー、どうもよろしくお願いします!
櫻:はじめまして、バクチク…ボーカル櫻井です。宜しくお願いします。
逹:よろしくお願いしまーす。
逹:どうも逹瑯です。
櫻:初めましてになりますか?
逹:あのー、ちゃんとお話しするのは初めましてです。以前、あのーテレビの収録の方で一回楽屋に挨拶だけさしてもらったことがあるんですけど。
櫻:あっ、そうなんですね。どうも失礼しました。
逹:よろしくお願いします。
櫻:よろしくお願いいたします。
逹:えっとですねえ、今回櫻井さんですね。ニューシングルのお話から個人的な質問までいろいろと訊いていきたいと思いますので。すごく個人的に訊きたいことが沢山ありまして、
櫻:えー、もう答えられる範囲内で、なんでも聞いてください。
逹:よろしくお願いします!ではですね、事前アンケートにお答えしていただいておりますので、そこからお話を聴いていこうかなと思います。まずはこちら!「最近良く遊ぶ一番の友達を教えてください」
櫻:あの…いきなり暗い話になりますけど、
逹:いやいやいやいや
櫻:友達はあんまりいないので、
逹:いやいやいやいや
櫻:もう猫しか話相手いません。
逹:いや、あの、俺も猫飼ってまして、
櫻:あっ…そうですか!
逹:で、Twitterで櫻井さんが来るっていうのを聞いて、いろんなお客さんが「櫻井さん猫がお好きだから猫の話しいっぱいしてきてください」、ってみんなその話しかねーのか、ってぐらい猫の話し猫の話しっていうんですけど。
櫻:あの、猫ニガテな方人にはほんっと迷惑な話ですけど。
逹:いやいやいやいや。でもあの…なんか猫とコミュニケーション取ってる時って誰にも見られたくないですよね!?
櫻:そう….ですか?いや僕はもう関係ないっていうか、
逹:そうですか。俺は絶対声が高くなってると思うんですよ。
櫻:いいじゃないですか、そんな…なにが恥ずかしいんだよ!
逹:はははははは!
櫻:赤ちゃん言葉でもいいじゃないですか!
逹:いや、ほんとにすーっげえ、見たことがないぐらい優しい感じで俺、話してますからね、きっと猫に対しては。「あー!!そう!!!」っていいながらほんとに。
櫻:いいと思いますよ。
逹:あの猫話ばっかりちょっともったいんで、次行きたいと思います。えっと、「音楽活動で欠かさず心がけていることを教えてください」。
櫻:んー、逆に訊いてよろしいでしょうか?
逹:俺ですか。俺は…最近ちょこっと話す機会もあったんですけど、雑誌のインタビューとかで。いわゆるこのボーカリストっていう立ち位置だと、俺、多分そのアーティストになりきれないっていうか。アーティスト気質とエンターテインメント気質だとエンターテインメントの方が好きなんですよ。
櫻:ああ。はいはい。me tooです。
逹:アーティストだと、今日の気分が乗らないとか。ちょっと出来が悪いとかっていうのが、「気分が乗らないからあんまできない」っていうのが許される人。それでもついてくる人、それでお金取れる人がアーティストなんだと思うんですけど。
俺、やっぱりこうきてくれてる人が楽しんでもらいたいっていうのが大きくなっちゃっうんで、ちょっと今日は体調悪いなとか、ちょっと気分が入りこめないなって時も、なんとかその場を、とりあえずは今日は自分がすごく気持ちいいな、ほんとにぶっ壊れられるテンションっていうよりかはお客さんを楽しませて帰ろうっていうほうに切り替えていっちゃうみたいな。
櫻:勉強になります。
逹:いやいやいやいや。でも俺、本物ののアーティスト気質には自分がなれないんでそっちに憧れがすごい強いんですけど。
櫻:僕も同じというか、あの…アーティストっていうよりは、目の前にいるファンの人たちを、こうなんかこう楽しませちゃうっていうか、サービスしちゃう感じですね。
逹:でもなんか俺…櫻井さんのステージ見てて、もっと天然というか、その場のテンションみたいなのがすごく大きいのかなって見えますけどね。
櫻:ああ、そうですね。まあ…アーティストってよりは気分屋です。笑
逹:あー、でもそこら辺がすごく憧れるんだろうなって思うんですよ。
櫻:ま、欠かさず心がけてるってこっていうのはあんま無いんですけども、まあやれるだけやっちまえっていう、その日しかないってことで、その日できることをやろうって感じです。
逹:はい。その音楽?がりなんですけども、7/4、今日ですね、バクチクのニューシングル「ミステイク-僕はミステイク-」リリースということですね、メジャーシングル31枚目。デビュー25周年ですもんね。
櫻:そうなんですよ。今年は賑やかにやって…ます。
逹:いやあ…25周年って凄いですよね。四半世紀ですもんね。
櫻:ううん、なんなんでしょうね(笑)
逹:俺その…いろいろ、新譜出るたびに聴かせてもらうけど、俺、一回すっげえ何年か前のでびっくりしたのがあって、「天使のリボルバー」の、
櫻:はい
逹:「クリームソーダ」。
櫻:あ、はいはい。
逹:って曲を聴いた時に、俺の中の櫻井さんのイメージの、俺の中にある櫻井さんの歌の引き出しのニュアンスじゃなかったんですよ。Aメロとかが。
櫻:あーわかります、わかります。
逹:俺すげーびっくりして、
櫻:ええ、「嫌い!」って思いました?
逹:いえいえいえ、これって俺、自分も歌やるときに、自分の中に引き出しがないものを、ウチのギターとかが曲書いてきたりするのに、こんな感じで歌ってっていろんな注文うけるんですけど、この場合って、櫻井さんがこんな感じで、作曲が星野さんですよね。作詞が櫻井さんで、こういうメロでこういう感じのニュアンスで歌ってって指示されたのか、逆にこれって櫻井さんが「どう?」っていうプレゼンしたのかっていう。
櫻:あのー…ほとんど作曲者からこういう感じでっていうのはないですね。ま、クリームソーダっていう曲に関して言いますと、あの、割とどちらかというと星野の楽曲っていうのは、あのなんていうだろ、いろんなことできちゃう、っていうのがあって、ま、自分の中のあるものをそのままやることもできますし、これなんかこうぶっ飛んでていいなーみたいなのが、もし自分で成り切って、それこそさっきのお話のエンターテインメントで成りきってできるんであればなんでもありですね。はい。
逹:あー…だから俺、結構20年以上やってきてて、こう多分櫻井さんのスタイルっていうのも確立されてきて、俺の中のイメージもあるし、それをいまでもこうやってぶっ壊せるんだっていうのにすっげえ感動したんですよ。逆に。
櫻:はーはー、なるほど!
逹:いろんなアプローチ、がんがんがんがん行けるって、アルバムごとでもそうですし、サウンドもそうだし、バクチクのイメージだとやっぱり今井さんのあの楽曲とか、
歌の感じとかの、毎回ぶっ飛んでる感じの、冒険し続けてくるサウンドの中で、「ゆるぎない櫻井さん」のイメージだったんですね。それが櫻井さんもこうぶっ壊してくるんだなって、すっごいわくわくしてきて。
櫻:そうですね、あの…それ以前だったら櫻井敦司像、バクチクの、なんかこうフロントボーカリストっていうと、なんかこう真黒くそこに佇んでなきゃいけないみたいな、
そういうのも重々承知はしていたんですけども、なんかそれで終わってしまうのも、ね、面白くないっていうか。なんか割とこう自由に動いたらもっとバンド全体も、こういろんな角度に見えるんじゃないかなと思いまして。あの「今井だけがなんでこんなに自由なんだ!」っていう感じでね。「僕だって自由にさせてくれ!」って。
逹:はははははは(笑)。でもそのバランス感がすごく良いですよね、やっぱり。
櫻:そうですか?
逹:今回も..タイトルもスゴイですもんね。
櫻:これ…今井の自由な感じですよね。
逹:これ!俺、なんだっけなあ、自分もそれこそ高校生の時とかに聴いてたやつで、いま自分がこのクリエイティブな仕事で歌詞を書くときに、すげえ頭の中の念頭に置いてあるというか、勉強になったことが一個あって、
櫻:はい
逹:「ミウ」を聴いた時に、
櫻:はい、はい
逹:俺、ミウの歌詞がすげえ大好きで、
櫻:ああ
逹:で、自分が歌詞書くときにすごく、一番、引き込むのに大事なポイントがAメロの歌のド頭の始まりとサビのアタマのきっかけがすごく大事だなと思って、
櫻:ふんふんふんふん
逹:ミウのド頭のひとこと目が「嫌いだ」から始まって、
櫻:笑
逹:俺、いままで聞いてきたポップスとかの自分の聴いてきた音楽のなかで「嫌いだ」から始まる歌詞っていうのがまずなくて、
櫻:はははははは!
逹:それですげえ衝撃を受けて。俺、感動したんですよね、あれ。
櫻:わー(笑)。そういわれるとなんか…面白いですね。
逹:俺それで、どれだけ歌詞の曲が始まる導入の、映画で行ったら一番最初の掴みがどれだけ大切なのかっていうのをそこで勉強させてもらって、
櫻:あー
逹:それからやっぱり歌詞書く上で一番最初のひとこと目で悩むことがすごい多いですね。
櫻:逹瑯さんはそう言ってくれるけど、「嫌いかよ!」って言われたらもうね、誰も聴いてくれないよね(笑)
逹:いやいやいや、あれ「嫌いだ」ってきたら何がなんだろうって気になっちゃうし、
櫻:あーあー
逹:そっから「今夜もまた眠れやしない」に繋がってって、うわあってすごいぐいぐい引き込まれて。あの曲調も好きだし。カラオケで歌いますからね。
櫻:ほんとですか。「嫌いだ嫌いだ」言いながら。
逹:はい、ほんとに。
櫻:だからやっぱりそうですね、僕もその当時、あの、やっぱり逆説ですよね。嫌いだなんてほんとは…ねえ、小学校の恋愛じゃないですけど、嫌いだ嫌いだから始まりますよね、男なんてねー♪って。
逹:あはははははは!
STAFF:めちゃロマンチスト!(笑)
逹:ですよね、ほんとに勉強になるなことだと思って。
櫻:そうですか?ありがとうございます。そういうふうに聴いていただいてるとすごくうれしいですね。
逹:これからもいっぱい刺激をいただきますのでよろしくお願いいたします。
櫻:こちらこそ。
逹:ということでですね。ニューシングルの話しとか、あといろいろクリエイティブな話についていろいろ聞けたところでですね、今日リリースのバクチクのニューシングルを聴いていただこうかなと思います。曲紹介、よろしくお願いします。
櫻:ハイ。では「ミステイク-僕はミステイク-」聴いてください。
逹:はい、お送りしたのは7/4、今日リリースです。バクチクで「ミステイク-僕はミステイク-」でした。やっぱりこう…今井さんの独特の歌詞の言い回しというか、ありますよね。
櫻:そうですね、僕とはまた…そのなんだろなあ、チョイスの仕方から世界、みてる風景もちろん違いますからね。
逹:あ、そういえば、今井さんは犬派ですね。
櫻:そうなんですよね。
逹:ですよね。
櫻:俺を構ってくれタイプなんですよ(笑)
逹:ですよね(笑)。そのバランスが面白いですよね。ということでドアーズ水曜のジャックインザレイディオ、ここまでお届けしてきましたが、あっというまにエンディングです。ほんとになんか俺、今日はすげえ緊張してる。
櫻:ほんとですか?
逹:なんかでも、もっと、もっとすごく寡黙な方なのかと思ったんですけど、意外としゃべってくれてすごく助かった感じなんですけど。
櫻:やっぱり印象…イメージ悪いですよね?
逹:いやいや悪くないです。それはなんかロックスターのイメージというか。
櫻:いやいやいや(笑)。ホントはあの…あれですよ。普段は全く喋んないですけど。
逹:あははははは!
櫻:笑
逹:喋んないですか。
櫻:喋んないです。丸くなってますね、もう。
逹:それこそニコ生の方で、あのコメント出させてもらって、
櫻:あ!ありがとうございました!
逹:強硬手段で「ほんとに対談させてください!」って、力技でお願いしたんですけど、
櫻:あそこで言われちゃうともうね(笑)
逹:(笑)すみません。ほんとに。そうとう力業だったと思うんですけど。いろんなひと、それこそライターの増田さんとか音楽と人の樋口さんとか、そこらへんの人に話すと「いやあ…櫻井さんはね、しゃべらないから」って言われて、「お酒飲ますとしゃべるんだけどね」っていってもらって、で、もう酒飲みながらでもいいんでなんとか対談させてくんないですかね、って言って。
櫻:そうですね。今度また対談っていうかお酒飲みながら…飲めます?
逹:俺、あの飲めと言われれば飲みます。
櫻:じゃあ言いません。
逹:いやいやそんな(笑)。その場の空気でいろいろ。宜しくお願いします。まだまだお時間足りないので、来週も引き続きお願いいたします。それじゃあ、ここでジャックインザ告知、よろしくお願いします。
櫻:…えっと、今日リリース、7/4、ニューシスィングル「ミステイク-僕はミステイク-」。えー、ぜひ聴いてみてください。そして、バクチクツアーパレード2012、開催中です。今週、7/6(金)と7(土)は東京ゼップダイバーシティです。その他詳しい情報は、オ…フィシャルサイトをチェックしてくれと書いてありますので。
逹:(笑)ハイ。ムックに関してですが、7/4の今日、バクチクトリビュートアルバムの第2弾、「パレードIIリスぺクティブトラックスオブバクチク」にMUCCはジュピターで参加しております。そして9月には千葉ポートパーク内の特設野外ステージにてバクチクフェス2012オンパレード、ムック出演いたしします。ぜひとも遊びに来てください。
同じく9月から5大都市ツアーやります。ムック15thアニバーサリーイヤーライブスやります。詳しくはムックオフィシャルサイトとTwitterをチェックしてください。ということでこの放送終了後からはメルマガ、ジャックインザ対談を配信します。ここだでしかきけないはなし満載ですのでぜひチェックしてください。
そしてこのあと、ジャックインザブログ用に撮影しますが、そんな今回はバクチクのニューシングルにひっかけてミステイクっぽいポーズです、と。…まあちょっとね、櫻井さんのミステイク…
櫻:ええ
逹:このフリがミステイクなんじゃないかって感じもしますけども、
櫻:そうですね
逹:まあどんな感じになるのかなって気になった方は番組の携帯サイトをチェックしてください。この後は引き続きレディオドラゴンですが新パーソナリティのカンノユイちゃんは最近あったプチミステイクを教えてくださいなと。まあミステイクで今回こうやって新パーソナリティということで、ここの仕事を受けてしまったことがミステイクにならないようにね、俺もこれから無茶ぶりとかもしていくと思いますので、心の準備しといてください。
ちなみに櫻井さん、なんかミステイク、小さいのから大きいのまでなんかありますか?
櫻:いやまあ大きいのは他人様に言えないようなことで、まあ…柱の角に足の小指をぶつけるぐらいにしときますか。
逹:ぶつけるんですね!
櫻:笑
逹:その時の顔はいったいどんな顔か見てみたいですけども、ということで、ジャックインザレイディオ、ムックボーカル逹瑯と、
櫻:はい、バクチク櫻井でした。
逹:また来週、バイバイ!
櫻:バイバイ。