2012.10.06 TOUR 夢見る宇宙 よこすか芸術劇場

行ってきました!BUCK-TICKアルバムツアー『夢見る宇宙』@よこすか芸術劇場。ツアー初日!
BTのツアー初日といえば「公開ゲネプロ」と言われることもままあるわけなんですが。
(あ、いちおうBTさんのライブにこれから行く、というひとの為に補足。初日がズタボロとかいうわけではないんですよ。アルバムが100だとしたら初日は120ぐらい、それが最終日には200ぐらいになってるのがBUCK-TICKなんです!←だから何度も行ってしまう罠。)
でも、今年は上半期からずっと対バンツアーにイベント、さらには2週間前には主催フェスと、ずっとコンスタントにライブがあったわけでカラダ的には暖まってるハズだよねー、とか。
ただ逆にフェスから2週間しかなかった分、カラダはともかくアタマの切換えはできてるのかなー、とか。
今作ってなんだかシングル集みたいなテイストで、前作「RAZZLE DAZZLE」が宇野さんのアートワークにインスパイアされて、わりとしっかり世界観を感じさせるアルバムだった分、音源として聴いた時には”アルバムとしての印象度”はやっぱちょっと負けるかなという感じがしたので、そこに旧曲が加わってどんなステージになるんだろうか、とか。
かなりドキドキしてました。
それにしても思ったより横須賀遠かった・・・!
港のヨーコヨコハマヨコスカ、っていうぐらいだから横浜のすぐ隣かと思ってたのに!
実際は関西で言うと、横浜が神戸だとしたら横須賀は新三田あたり?
17時過ぎについたら既に物販は長蛇の列。
とりあえずパンフだけ欲しかったんだけど、終演後に回すことにしてさっさと席へ。
5階席です。
扉開けて中に入ったとたんちょっと泣きそう。高所恐怖症なもので、ほんとに脚がふわふわして落ち着かないったらない。
場所的には上手側のホント端っこだったので、舞台を斜め上から見下ろす感じ。メンバーの頭頂部を見下ろす感じで(笑)。心配していたメンバーの見切れは無かったんだけど、舞台セットの背面側はまったく見えませんでした。
わたしこれ立って見れるかしらん・・・と思ったのも客電が落ちるまで。客電が落ちてしまえばしっかり立ちあがって近づけない、と思っていた柵にガッツリ寄りかかって観てました(笑)。


オープニングは舞台にかかった紗幕にアルバム通常版のジャケ写のアートワークが。
幕が上がると無人のステージ。月面をイメージしたのか、ドラム台とゆうたの立ち位置はクレーターぽく。2つのクレーターの間にゆるい段差の階段が数段。
あっちゃん以外のメンバーは下手からわらわらと登場。
メンバーの準備が整ったところであっちゃんはセンターから登場。
会場がどよめいた!わたしもどよめいた!あっちゃんの衣装!衣装がやばすぎて!!
黒地に襟もとが赤いミリタリー調のジャケットに軍帽!!軍コス来た!!
フェスでDAIGOの衣装見て、あんなのあっちゃんに着てほしい死ねるから!って書いた記憶も新しいうちに本当に軍装あっちゃんが拝めるとは思わなかったので激しく動転。なにこれ冥土の土産?
ただ上から見下ろしている分には「インナーの黒シャツに赤のスキニーパンツ」という組み合わせが正解だったのかどうなのかが分からずじまい。あと、靴も赤いバレエシューズかパンプスみたいに見えたんですが、あれも正解?
ちなみに中のシャツはノースリーブで、中盤からは二の腕祭り。
しかしわたし的には二の腕と同じぐらいガッツリ着こんだ姿も捨てがたく、一人煩悶してました。どうしてくれようこのアンビバレンツ!
ああ、ここまで来たならいっそあっちゃんにはナチスSS風の軍装をしていただきたい。
(ナチスが好きなわけじゃないよ!あの軍服のデザインが秀逸だと思うだけ。念のため。)
目深にかぶった軍帽のせいで表情はまったく伺えず(上からみてるしね)。
1曲目は「エリーゼのために」。
5階って音響的にどうだろうというのもちょっと心配してたんですが。
あんまり音のこととかよくわかんないんだけど、ほらショボかったらいやじゃない。流石に。
でもまったく杞憂でした。
曲が始まった時、歓声がぶわっと下から上がってきてちょっと感動。
それだけ響きがいいということかな。
お陰であっちゃんのMCはほとんど聞き取れませんでしたが。(いつものことか?)
最初の数曲は全て新譜「夢見る宇宙」から。
初めてステージで演奏される曲も安定していて初日にしては快調な滑り出し、安心して観れるなと思っていたのも束の間、「夢路」の後半から裏切られました。いい意味で。
『ああ 恋しくて ああ 狂っていく』
悲鳴のように『ああ』と繰り返すあっちゃん。
その声がなんというか非常に胸を衝かれる声で。
「夢路」ってイントロは結構ほんわかしてて、わたしはいつも子供のとき遊んだ公園の光景とかを子供のときの目線で思い出しすんで、郷愁を誘う曲だなあと思ってはいたんだけど、そうか、やっぱりあっちゃんにとってもそんな曲で、でもあっちゃんの子供の時というのは単に懐かしさだけで思い出されるもんじゃないんだな、ということに気づかされた。
もしかしたら「禁じられた遊び」はこの「夢路」が無かったら存在しなかったんじゃなかろうか。ほんとのとこはわかりませんが。うん、でも、ヒデ曲怖えな。
そして「Long Distance Call」。この曲の途中から立って観てられなくてペタンと座りこんでしまいました。
今回5階で良かったかもしれない。
わたしがいた場所は1列しかない上に、左隣が空席だったのでやりたい放題、フリーダムな感じでかなり自分の世界に浸ることができました。
LDCは・・・あっちゃん、このテンションでこれからずっとツアーやってくの?と心配になるぐらいで、この曲を歌っているときのあっちゃんは何を思って、何を感じてるんだろうってずっと考えてた。
ステージの上でだけ、ただ演じてるだけ、だったらいいのになあと思いつつ、でも人を喪った悲しみって年月が経っても不意に生々しく蘇ってくるものだし。歌いながらあっちゃんが辛い思いをしていなければいいなと願って止まなかった。この曲、好きだけど、あっちゃんが辛い思いをするならやだなって。
そんなことを思ってたら、次の「極東より愛をこめて」でもしばらく立ち直れなくて、みんなが振り上げる手をみて、LDCの直後にこんなノリのイイ曲、あっちゃんしんどくないの?って思ってた。
そしたらふと耳に飛び込んできたのが『見つめろ目の前を 顔そむけるな』っていう歌詞。
その部分を聴いた瞬間、「夢路」「LDC」「極東」が私の中で綺麗に一本の流れになって感動した。
同時に、二週間前のフェスでも聴いたはずの「極東」が、まったく違う印象で聴こえることにも感動した。
前後の文脈でこんなに曲の顔って変るんだと思って。
もうホント、このあたりから曲の終わりには1曲1曲、スタンディングオベーションを捧げる気持ちで拍手せずにいられなかった。本当に私が好きになったバンドのボーカリストはなんてすごい人なんだろうって思った。
このあたりからあっちゃんの二の腕も、赤パンの賛否もどうでもよくなってひたすら歌を聴いてました。
フェスともスタンディングとも違うまさしくホールならではのライブだったと思う。前作のラズダズとも、これまでのどんなツアーとも違うライブだったと思う。
アルバム自体はシングル集的なバラバラ感があるのに、旧曲とミックスして出来上がった世界はなんだかなにかのストーリーが見えるよう。
ステージ見ながらふと十三階みてた時の感覚が蘇って、オペラハウス的な劇場のつくりがそう思わせるのかなとも思わないでもなかったけど、アルバム全体の世界観が無さすぎる分、逆に一曲、一曲の世界観がはっきりして、それに対しての櫻井さんの入り込み具合がそう思わせたのかも。
ただ、今のセットリストがベストか…といわれると、なんだかまだ変る余地がありそうな気はする。
うーん、例えば「夜想」と「禁じられた遊び」を入れ替える…とか。
単にわたしが「禁じられた遊び」の後に「INTER RAPTOR」もってこられても乗りづらいだけなんですー。
あっちゃんが凄すぎて、1曲1曲心をもっていかれちゃうから戻ってくるのが大変なんです。
「INTER RAPTOR」、ガンガン行きたいのに「禁じられた遊び」に引きずられてて無理なんで悔しいだけなんですー。
あ、「Coyote」の後の「idol」もそうだったな。「idol」いつもだったらガンガン暴れる曲なのに。
いや、もう曲順うんぬんより今回は棒立ちやむなしというスタンスで臨むべきかな。
ほんとにこれが初日ってこれからどうなっちゃうの、って逆に心配してしまうようなステージで、今まで観て来た中でも屈指のライブ。1回のステージでこんなに何回も涙したのは初めてでした。
ボーカリスト、櫻井敦司に惚れ直した瞬間でした。
なんか声を出すときのリミッターをまた一つ外したな、ってそんな気がした。
ただ一つ難点があるとするなら「tight rope」で綱渡りのフリをせずにいられないあっちゃん。
ドラム台のクレーターのフチをヨロヨロしながらぐるぐるするんだけど、本当にバランス崩してドラムの方に倒れこんだら一大事!と思ってそこだけ集中できなかった(笑)。
あ、それから5階端っこならではのビューポイントはあっちゃんが顎をくっと仰け反らせたとき。
仰け反らせた顔なんて普段拝めないですからねー。hshs
美しいです。視力悪いんであんまちゃんと見えて無かったですけど美しいです。