2012年5月23日発売のBUCK-TICKのニューシングル「エリーゼのために」。はてこれって何枚目のシングル?と思ってウィキを調べてみたらメジャーデビュー30枚目(「ドレス」リミックス除く)でしたわ。すごい。
BTのシングルはモチロン全部聴いてきてるわけだけど、今回は表題曲の「エリーゼのために」とカップリングの「夢見る宇宙」「SANE-typeII」の3曲で、アルバム1枚に匹敵するぐらい、私の中でそれぐらいのインパクトがありました。
まず「エリーゼのために」。
今井さんってこんなストレートな歌詞を書く人だっけ。
今まで今井さんの歌詞の印象って、抽象画的というか黙示録的というか、実験映像的というか、聴いた人が好き勝手に想像できる余地が大幅にありありの、逆に言えば今井さんの生の感情はあんまり見えない、っていうそういう印象だったんだけど、この曲は今井さんの”音楽”へラブソング以外のナニモノでもないじゃないデスカ!
Lucyの「ROCK’N’ROLL INTERCEPTER」もストレートっちゃあストレートだったけど、もっと深いというか、そうもっと”ずっと根源的”な狂おしさ。
今井さんにとって”音楽”は
愛のように淫靡で
嵐のように容赦なくて
花のように甘美で
悪魔の夜のように溺れさせてくれるモノ
なんだなあ。うう、激しい。
Lucyの「Sweet Baby Sweet」を聴いたときは今井さんってこんなエロい人だっけ、と衝撃をうけたんだけど、今回は実は今井さんってこんなに激情のひとだったんだ、って衝撃を受けてる。
今井さんにとって”音楽”、というより”ロック”、というより”BUCK-TICKは”…かな。これはそうあって欲しいというわたしの願望(笑)。
そしてこの曲を聴いてて「ああ確かにわたしが求めてるのも「ソレ」じゃないわ」と思いました。
優しい優しい音楽より、心をこじ開けて無理やり入り込んで有無を言わさず奪っていって離さないような、そんなモノを求めてる。
カップリングの「夢見る宇宙」は一見、今井さんの言う「ソレじゃないんだ」の「ソレ」の方に見えるけども、だけどそこはどこまで行っても櫻井敦司。
前向きといっても”明日があるさ”的な前向きさにはならない。
宇宙のみてる夢の一瞬でしかないんだから、だからその一瞬を一緒に踊りましょうというという櫻井節。かな?
その2曲を経て3曲目の「SANE-type-」はまさしくトべる音に、あっちゃんが叫ぶように歌う。「歌いましょう あふれるくらい」「踊りましょう ちぎれるくらい」。
トべる音でブッ飛ばせてくれる、一緒に踊ってくれる、一瞬でもキレイな夢を見せてくれる、口先だけの優しさじゃない優しさ。
この曲を聴いたときこれが今のBUCK-TICKなんだと思いました。
なんか…このシングル聴いてホントいろいろ思ったのでちゃんと記録しときたいなと思ったんだけど、思ったことを半分も書けてない気がして歯がゆい。文章を書くって難しいなあ。